2013年2月20日水曜日

卒業

今日は、大学へ行って指導教官と副ゼミの先生に挨拶してきました。
私は結局学位授与式にも出席できなかったし、札幌に住んでいるため、先生とのやり取りはメールが主で、直接先生にお礼を申し上げることができないことがずっと気がかりだったのです。
先生にお会いして、博論審査と長年のご指導のお礼を直接言うことができて、これでやっと「卒業したのだ」という気持ちになりました(副ゼミの先生の「出産と博論という両方とも生み出すものをほぼ同時に成し遂げた。博論とお子さんは双子のようなもの、お子さんが大きくなったら話してあげるといいですよ」という言葉に、先生の温かなお人柄を感じて感謝の気持ちでいっぱいになりました)。

考えてみれば、私は某大学に10年半ほど(!)在籍していましたが、実質的に国立に通っていたのは、修士の1年半と、博士課程の2年少しほど。あとはベトナムにいたり、札幌にいたりしたのです。
それでも今日国立の大学通りをベビーカーを押して歩きながら(Yuriを連れていった)、ここに来ようと決意したときのことや、院生時代の思い出がよみがえってきました。こんなに長く院生生活を送ったわりには、学問的な成果はほとんどあげられなかったのですが、でも今の自分にとって欠くことのできない大切な人たち――大好きなゼミの友人や先輩、院生寮の友人、大学を超えた研究仲間、そして留学先のベトナムの先生や友人たち、調査地の人たち――に出会えたことが院生生活の一番の“成果”でしょうか。

そういえば(というとおまけのようだが)カッパさんともここで出会ったのだった。

0 件のコメント: