今回は平田牧場はじめ、農産品などの生産者との交流会です。平田牧場の方は本社の山形から来てくださり飼料用米のことや米育ち豚について講演。その後出席生産者全員の紹介がありました。生産者の方の顔を眺めていると、この人は豚、こちらの人はしいたけ、りんごとその方の顔が生産物に見えてきます。よく飼い主はペットに(orペットは飼い主に)顔が似てくるといいますが、生産物も同じでしょうか?
農家の皆さんが一様におっしゃっていたのは、昨年は長雨の影響で不作だったということ。にんにく農家の方は、収穫時期の7月第一週がずっと雨で、畑が水浸しになり、収穫するにもできずただ眺めるしかなかったと言ってました。生産者の方の言葉を聞いていると農業は天候に左右され、ものすごいリスクを背負って生産しているのだなという当たり前のことがよくわかります。「生活クラブは安定的に買ってくれるので有難い。ただ予定よりも多く注文が来たときに、こっちの農家も、とその場限りの契約が出来ないし、逆に予定よりも注文が少なかったときは、前から頼んでいた農家に悪かったりする」と安定契約のメリットとデメリットを挙げた意見もでました。全体的に農産物の生産者は年齢層が高く、りんご農家の方はけっこう高齢とお見受けしました。こういう風に顔を合わせるだけで、「この人たちが作ってくれているのだ」という生の情報というのか、気迫が伝わってきました。
午後は水産品の分科会へ。昨年のお魚講習会に感激してお魚好きになったので。参加した組合員は、さすが魚を愛してやまない魚好きが集まっていて、鰊、かさご、たらこ、宗八などさまざまな魚の話題が出ました。「スーパーの魚と生活クラブの魚は違うのか?」という質問に対して、積丹半島の漁業組合の方は30代くらいの若い方だったのですが、「スーパーで魚を買ったことがないのでよくわかりません」と言ってました。小さい頃から魚が豊富な地方で育ち、スーパーで買うことはないそうです。私は先月買ったブイヤベースが気に入ったので、これと同じような感じでソース付のパエリアセットを作ってくださいとお願いしたのですが、他のベテラン組合員から「材料はほとんど同じようなものだからブイヤベースセットでパエリアを作れば」「シーフードセットがあるからそれで作れば。生活クラブに便利さを求めてはいけない」などと渇!を入れられました。はい、わかりました!でもパエリアセット作ってほしいな。サフラン高いし、前にパエリア作ったけどあまり出来がよくなかったので。
農産物の生産者は皆さん饒舌というか、おしゃべり好きがそろっているようでしたが、水産品は、若い会社員ということもあって今どきの若者もいて、控えめでした。でも皆さんが話してくださる魚や海の話は興味深く、1日フィールドワークをしているような気分で過ごしました。やっぱり私はベトナムでも日本でも、生産者の話を聞くのが好きなようです。
*鯵のお刺身
*鯵の塩焼き
*里芋の柚子味噌和え
*小松菜のさっと炒め
*玄米
*鯖の味噌煮
*キムチ入りお好み焼き
*カリフラワーのフライ風サラダ
*さつま汁
*玄米
魚にお好み焼きに洋風サラダというあっちこっちの方向を向いた
メニューに。今の私の精神状態を表してる?