2009年10月30日金曜日

取材4日目

おとといはいろいろなことで暗い気分になっていたが、昨日の午後、フォトジャーナリストの中村梧郎さんがサイゴンにやってきてお会いし、取材班の空気も軽やかになった。梧郎さんはベトナム戦争中からベトナムで写真を撮っていて、戦後は枯葉剤被害者やドクの写真をずっと撮り続けている。戦争被害者の写真というと、痛々しい目を背けたくなるようなものを想像するが、梧郎さんの写真は、撮られる人の美しさや優しさが伝わってきて、そこから一層戦争の悲しみが伝わってくる。梧郎さんの本、『母は枯葉剤を浴びた』岩波から文庫で出ているのでぜひ手にとっていただきたい。

梧郎さんはドクが1歳くらいのときからずっとドクの成長を見守っている。ドクの子どもが生まれたと聞いて、すぐにチケットを取って駆けつけた梧郎さん、なんとご自分の初孫が先週生まれたそうだが、お孫さんの顔を見ないうちにベトナムに飛んできてしまったという。梧郎さんにとって、ドクの子どもはそれこそ孫みたいなものなのだろう。

今日は、戦争博物館の前で外国人観光客相手に「枯葉剤被害者の結合双生児ベトドクのことを知っていますか?」と街頭インタビューをした。多くの西洋人は、ベトちゃんドクちゃんのことは知らないけれど、枯葉剤被害については知っており"America crazy"とか「二度と起こしてはならない」とかいろいろ意見を言っていた。でも一人のアメリカ人に「枯葉剤についてどう思う?」と言ったら「別に」という答えだった・・・アメリカ人よ、もっとこの戦争博物館に来てちゃんと勉強してほしい!しかし、私たち日本人が韓国や中国、東南アジアにある戦争博物館で、第二次大戦中の日本軍の行為に関する資料を見た後、こんな風に突然インタビューされたらなんと答えるだろうか。

2009年10月28日水曜日

取材2日目

今日の取材はうまくいったこととうまくいかなかったことと両方あった。
いつもドク関係の通訳の仕事をすると思うのだが(ここ数年、通訳は、ほとんどドク関係しかやっていない)自分の語学力やコーディネーターとしての力の中途半端さにほとほと嫌になる。今日も反省すること仕切り。でも出来ないことは出来ないと落ち込むのではなく、今あるものを活用してどうやったら取材がうまくいくか、ディレクターをサポートできるよう前向きに、ベストを尽くすようにやっていかなければならない。ていうか、仕事なんだからそれが全てだよ。反省するのは勝手にやれっていうか。

2009年10月27日火曜日

いきなりホーチミン市

昨日から今日にかけて数日経ったような気分です。今宵はベトナムはホーチミン市より打っております。

始まりは日曜日の朝の電話。電話を受けて6時間後には、新千歳空港行きのバスの中にいました。

ニュースで見た方もおられるかもしれませんが、ベトナムのベトちゃんドクちゃんのドクのところに昨日の朝双子の赤ちゃんが生まれました。私は、ドクのドキュメンタリー番組制作に関する、ドクの取材の通訳を何度かしており、出産予定の12月にはディレクターとホーチミン市に駆けつける予定でした。しかし、突然の陣痛で2ヶ月ばかり早い出産。ディレクターと今日の便でホーチミン市に飛ぶことにして、私は昨日は新千歳から羽田へ飛び、羽田から成田へ移動し、成田泊。そして今日早速ホーチミン市へやってきました(羽田ハブ化、地方に住む人間にとっては早期実現望まれる!)これから1週間ばかり取材する予定です。

ところで今夜、ドクとご飯を食べていたら、ドクが「いつ論文できるんだ?」と聞いてきた。
私が博論が忙しいので通訳の仕事はできないと言っていたのを覚えていたのだろう(実際は、代わりにお願いした人が忙しくて私が引き続きやっている)
私「うーんわからない」
ドク「smkは眠ってばかりいるんでしょー」
ドクに言われてしまったよ。なぜドクそんなことわかるんだ?

ドクは一度北海道に来たことがあって、涼しくて気候がよいと北海道のファン。北海道に住んでていいなぁ!とよくうらやましがられています。

2009年10月24日土曜日

憧れの三平皿

昨日の道新(北海道新聞)に、三平皿の展示会のことが出ていたので、家からそう遠くないその食器屋さんに行ってきた。

三平汁は、北海道の郷土料理だそうで、三平汁に使われた浅めの中皿(少し高台が高い)を三平皿と呼ぶそう。昭和30年頃までよく使われたが、最近見かけなくなって問い合わせが増えていることから、この食器屋さんのオーナーの実家にあった三平皿を元に、有田焼の工房に復元を依頼したそうだ。

「昔はたくさん投げるほどあった」(北海道の人は「捨てる」ことを「投げる」という)という三平皿。汁物にはちょっと浅いのではないかと思ったが、三平皿を見ていた女性の方が「三平汁は汁は少しで、具が多い」と。色鮮やかな伊万里風のものあり、唐草やウサギの柄の染付あり、大きさも手ごろで使いやすそうなのでほしいと思ったが、高い!新聞には1600円からと書かれていたが、柄のよいもの、手触りのよいものはずっとお高くよいお値段する。でもおひたしとか、煮物とか、浅漬けとか、何にでも合いそうだし私の好みだな~。

カッパさんに内緒で買おうかなとも思ったが、もう少し悩もうと買わずに帰った。帰ったらカッパさんは開口一番「蛍光灯について詳しくなったので何でも聞いていいよ~」と蛍光灯について話始める(昼間の掃除で、切れた蛍光灯を私が落として蛍光灯が割れ、中の粉がカッパさんの手にかかってカッパさんはショックを受けていた。心配になってインターネットで蛍光灯について調べたそう)。私は蛍光灯について少し話を聞いてから三平皿について切り出した。「私の誕生日プレゼントにしてくれないかな?」と聞いたらあっさり「いいよ」だって。でも値段を話したら「少し冷却期間を置いたら」と留保していた。

そういえば北海道では三平皿と言うけれど、本州では「なます皿」と呼ぶそうだ。カッパさんに「なますって知ってる?」と聞いたら「魚のことでしょ」だって。なまずじゃないっちゅーに(笑)。

今日はとってもよい天気

今夜は昨日の続きでおでんを
+きゅうりの寒麹漬けと紫玉ねぎとわかめの酢の物

2009年10月23日金曜日

玄米に初挑戦

今日は初めて玄米を炊いてみました。今まで発芽玄米はちょっと食べたことあったけれど、玄米を自分で炊くのは初めて。この間michi-san宅で玄米をご馳走になってとても美味しかったので。圧力鍋で20分、玄米はぷりぷりして噛み応えがあり美味しかった。今日は圧力鍋でおでんも作ったので圧力鍋フル活用でした。おでんは北大に行く前に作っておきました。私は食べることにかんしては、ちょっぴりまめである。

ついつい紅葉の写真を撮ってしまいます


=今夜のごはん=
*おでん
(大根、にんじん、じゃがいも、昆布、卵、ちくわなど練り物系、
スペアリブも入れてみた)はんぺん入れるの忘れてしまった。
それから里芋も入れればよかったな。
圧力鍋で15分煮たけど、10分くらいでよかったみたい。
次回からは、練り物系は後からいれた方がよし。
(忘れないようここに記しておきます)
*アボガドとみょうが合え
*ひじきとツナ、にんじんの炊き込み玄米ごはん
こちらを参考に

2009年10月22日木曜日

秋の深まりと睡眠時間

今年はカッパさんによれば、例外的に秋が長いそうだ。例年、北海道では木々が紅葉してもすぐに風が吹いて葉っぱが落ちてしまうので、紅葉を楽しめるのは一瞬だそう。だけど、今年は一度寒くなってからまた暖かくなったので紅葉がまだもっている。それでも徐々に寒くなって、日が暮れるのも早いので1日があっという間だ。特に私は最近睡眠時間がとみに長くなって、もともとよく寝るほうなのに、寝すぎて1日が過ぎるのが早い。眠りすぎがちょっと心配になってカッパさんに「私はうつ病かな?」と聞いてみたら「うつ病のわけないでしょう。単なる現実逃避だよ」だって。私もそう思う。

=今夜のごはん=
*サバの寒麹漬け、水菜のおひたし
(おとといさばいたサバを寒麹に漬けておいた。
身がしまっておととい食べたサバより美味しくなっていた。寒麹は本当にすぐれ物。)
*かぼちゃの煮物
*ブロッコリーと鶏肉の炒め物
*大根の葉と油揚げのおみおつけ

北大の紅葉

北大の紅葉が今見ごろです。今年はよく紅葉を見てるなあ。これまで秋はベトナムにいることが多かったけれど、今年は珍しく日本にいるから&札幌は樹木の数が東京に比べて圧倒的に多いような、だからこれまで見られなかった数年分の紅葉を見ている気がします。

一生懸命写真を撮っていたら、私のようにカメラを片手に歩いている人がたくさんいました。ここは札幌の秋の一大スポットのようです。はて私は北大に勉強しに行ってるんだか、散歩しに行ってるんだか。
やっぱ黄色い紅葉もよいけど、赤いの見るとテンション高まりますね☆

おぉ、これは見事な
前の人も一生懸命写真撮影

赤もみじはきれいだなぁ
=今夜のごはん=
*ほいこーろ
*白菜と春菊のしょうがじょうゆ
*ジャガイモとわかめのおみおつけ
白菜が美味しかった、ほいこーろは味付けがいまいちでした
カッパさんは辛がっていた。

2009年10月20日火曜日

洋服交換

この間の日曜日、ユニクロで買い物をしたが、家に帰ってから以前ユニクロで買って結局着なかった服を整理したら何枚か出てきた。ユニクロは安いのでついついぱっと飛びついて買ってしまうが、中にはあまり着心地がよくないものがあって着なくなってしまったものがある。ユニクロは着なかった服を定期的に店頭で回収すると聞いたことがあるのでそれに出そうかな、と言っていたらカッパさんが「僕が着る」。「小さいよ」と言ったが、カッパさんが着たらぴちぴちだったがなんとか入った。カッパさん本当に女物着るつもりかな?

一方、私が「家で着るシャツがほしいな」と言っていたら、カッパさんが「僕のシャツを着る?」と言って襟のついたチェックのシャツを出してきてくれた。今日着てみたらなかなか着心地がよい。この間の冬は私はよくカッパさんのトレーナーを着ていたし、私はカッパさんの服を着て、カッパさんは私の服を着て、仲良く交換して着ることにしましょう!(カッパさんは着方が丁寧なのでシャツやトレーナーなど10年20年きれいに平気で着ているが、私はワンシーズン着ただけでシミだらけにしてしまうのがちょいと問題である・・・)


=今夜のごはん=
*サバの塩焼き、大根おろし
(サバを3枚におろして、塩を振って5分、酢洗いして5分。最後に皮を剥いで焼く)
*ほうれん草
*切り干し大根とにんじんの煮物
*豆腐とわかめのおみおつけ

2009年10月19日月曜日

生活クラブの地区会

生活クラブの地区会が開かれたので参加してきた。地区会は3ヶ月に1回、近くの会館で開かれて、10時から始まって都度いろんなテーマについてみんなで話をし(今日は福祉基金、そして石けんについて)お昼を一緒に食べて終わり。今日は、先月のお魚講習会で習ったお魚料理がたくさん出てとても美味しかった。ほっけのすり身汁、タコサラダ、ちくわなどの練り物系、そしてサバ寿司、差し入れの手作りパン。サバ寿司は運営委員長の方がご自宅で作ってきてくださって、他のものは、皆でわいわい作って食べた。

生活クラブ北海道では、任意で毎月70円ずつ福祉基金を出し合って、高齢者福祉の教室を開催したり、子育ての集まりを開くなど自前の福祉活動の他に、福祉活動をしている団体へ助成を行っている。私はまだこの基金に加入していないが、この基金は、行政に頼るのではなく、自分たちでできることを地域でやっていこうというその趣旨、明朗会計、地域の小さな活動にもスポットを当てているところなどとてもよいシステムだと思っている。今年のノーベル経済学賞は、住民による共有地などの資源管理メカニズムを研究した研究者が受賞したが、資源管理に限らず、福祉の分野でも、国か、市場か、の二者択一ではなく、地域住民で解決できることがたくさんある。共同体で、というと古くさく聞こえるけれど、皆でアイディアを出し合ってコミュニティで問題を解決していく、その方法自体が時代や人々のニーズに合致した魅力的なものになり得るのではないかと思った。

こういう会では、いろんな人がいろんな意見を言い、皆がそれぞれ力を出し合って物事が進んでいくんだなというのがよくわかって面白い。私は生活クラブに入って半年だが、毎週届く美味しい食材もとても気に入っているし、生産者交流会や豚肉解体、アイヌ料理、お魚講習などいろんなイベントも感激するくらいよかったし、その後の生活に活きているのを実感している。 面倒くさいこともちょっとあるが(班での共同購入の調整など)それを補って余りあるほど私にとっては魅力的なので、組合員拡大のためのチラシまきも進んで引き受けて先週200枚近所にまいた。

しかし、今日聞いたところ、私のまいたチラシに反応した人はまだ一人も出ていないようだった(ぐすん)。チラシは1000枚配っても1人問い合わせがあるかどうかそうだ。しかもこのチラシ、ちょいと頭堅い人が作ったんじゃという感じで、生活クラブご自慢のケチャップのことを熱く語っていて、熱く語るのはよいのだが、ケチャップに偏って主義主張を全面に押し出しすぎ!いまどきケチャップにひかれて入会する人はいるんだろうか?今日は新聞にも広告を載せていたが、今度は平田牧場の豚肉オンリー。ケチャップや豚肉の品質がよいのはわかるけど、世は健康ブームだし、もっとバラエティに富んだ、野菜とか、海草類とか、魚、調味料とかバランスよく載せたほうがよいんじゃないかなあ?私は豚肉以外にも生活クラブのしいたけやひじき、わかめや魚などとても気に入っている。それから生産者との交流やいろんな料理会などのイベントが楽しい!っていう楽しさや入ってよかった、という感想をさりげなくアピールするくらいの方がよいと思うんだけどな(っていうことを、今日運営委員長の方に話したら、彼女もそう思っていてそれを前から言ってるの!とおっしゃってました。まあ、なかなか難しいものですな)。


=今夜のごはん=
*いかハンバーグ(前に作ったものを冷凍しておいた)
*かぶとにんじん、キャベツの煮物
*サラダ
*えのきと油揚げのおみおつけ
*サバ寿司、ちくわなど地区会で残ったものをいただいたのでそちらも
サバ寿司美味しいとカッパさん喜んで食べていた

週末は楽し

この2,3日とても暖かいです。でも、日一日と追うごとに、木々の色がぐんと深まってきています。自転車に乗っていると歩いているよりも座高が高くなるから、風景をより大きく捉えられるような気がして、時折美しい紅葉を見ては立ち止まっています。

この週末はけっこういろんなことができて充実していました。土曜日の朝は、私が珍しく早く起きたのでカッパさんと一緒にジョギング。その後2人で朝食(私はいつも寝ぼすけなのでカッパさんと一緒に朝ご飯を食べられないのだ)。そして毎週末の恒例の掃除をするつもりが、台所の調味料の整理を始めたらとまらなくなり、これまで外に並べていた調味料を引き出しにしまうなど整理をして、流しの周りがすっきり爽快☆

昼食後はカッパさんと自転車で百合が原公園へ。途中で見つけたひのまる公園の紅葉がきれいだった。ホーマックで買い物をして帰る。

日曜日は北大へ行くついでに一人で駅前のユニクロへ。ヒートテックのシャツやフリース、靴下などいろいろ買っていたらお金が足りなくなってしまってほしいもの全部買えなかった。また来週末行こうかな。もうすぐ雪が降って部屋で過ごすことが増えるので、部屋着のレパートリーを増やしたい。

ひのまる公園

落ち葉がいっぱい
百合が原公園の近くの田んぼ。
刈られた田んぼにおしゃれな案山子が立っていた

百合が原公園の紅葉

まだあじさいがあちこちに
7月くらいからずっと咲いている
夏も気温があまり高くならないからきれいなまま保てるのだろう
↓はホーマックにて雪かきのシャベルやストーブなど冬支度のいろいろ










=10月16日(金)のごはん=
*わかさぎのから揚げ、野菜と甘エビのかき揚げ
*小松菜のいためもの
*ささかまときゅうり、ミニトマト
*ささげのおみおつけ
=おとといのごはん=
*紅茶豚とゆで卵
*タコのサラダ
*フライドポテト、エリンギ
=昨夜のごはん=
豚しゃぶ
豚肉ロース、まいたけ、えのき、ねぎ、豆腐
春菊、白菜、水菜

2009年10月15日木曜日

カッパさんの負け?

朝天気がよかったので久しぶりに大学村の森をジョギングした。少しでも運動すると気持ちよい。家に戻ってきてしばらくしたらさっきまで天気がよかったのにいきなりざーっと雨が降ってきて1時間くらいしたらまたやんだ。最近の札幌の天気は晴れたと思ったら急に雨が降ってきたりするので天気予報も当てにならない。

=今夜のごはん=
*秋刀魚の塩焼き、すだち、大根おろし
*ささげ
*トマトの玉ねぎサラダ
*水菜と油揚げのさっと炒め
*きんぴらごぼう
*カブのおみおつけ

食後に床を拭いていたら、カッパさんの椅子の下に何かが落ちていたのでカッパさんに「なんか落ちてるよ」というと、カッパさんは急いで拾っていた。食後に食べた巨峰の皮だった。いつも、私の方がいろいろこぼしたり、汚くしたりするのでカッパさんに注意されてばかりだが、私がカッパさんに注意するのは珍しい。カッパさんは「今日は私の負けだ~」と言ってた。

2009年10月14日水曜日

大学村

図書館で、元北大の先生で建築専門の方が書いた『私のすまい史』という本を見つけた。ぱらぱらっと読んでいたら、その方は、今私が住んでいる「大学村」という宿舎に以前お住まいでいらしたようで、当時の宿舎の写真や間取り図まで載せていた。今は5階建ての建物が並んでいるが、当時(1970年代前半)は、白樺の木の中に、長屋風の1軒家が並ぶのどかな村のようだったという。今は「村」の面影はなくなったが、それでもこの辺は今でも「大学村」と呼ばれている。現在は宅地化して札幌の町にもそう遠くない大学村は、戦後すぐに作られ、当時は札幌の町の北のはずれで「シベリア村」とも呼ばれたそうだ(シベリア村って、相当寒そうね)。

その方は、北海道に来る前に関西や東京にも住んだ経験があり、北海道の住宅と本州のそれとを比較しているのだが、なるほどと思ったのは塀について。北海道の家には高い塀がないが、その方の説明では、京都など夏高温多湿のモンスーン性気候の地域では、庭は室内の延長なので、道路から見られては具合が悪いから、いわば、塀は家の壁の役割をしている。一方北海道は、家は室内で完結しており、庭は外なので、さえぎる必要がないということだった。その他にも、本州から北海道に移り住んだ人ならではの観察眼があちこちで述べられていていちいちうなずいてしまった。


秋の空と太陽
=昨夜のごはん=
*しいたけのひき肉詰め
*ほうれん草、コーン炒め
*かぼちゃ煮
*笹かまときゅうり
*レタスの外葉と油揚げのおみおつけ

=今夜のごはん=
*ロールキャベツ
*サラダ
*笹かまときゅうり

昨夜のしいたけのひき肉つめとロールキャベツの種は、昨日一緒に
作ったもの。ひき肉料理はまとめて作っておくと便利。

2009年10月12日月曜日

もぐる生活

また図書館通いの毎日が戻ってきて思うことは、研究する毎日というのは、ずっと海の中にもぐって潜水で泳いでいるような日々だなあということだ。能力と熱意があって、がーっとものすごい集中力があって研究できる人はいろんなことをこなしながら研究もやってしまうのだろうが、怠惰な私の場合、通訳の仕事をしたり、遊んだりするとその期間は研究が一時的に途絶えてしまう(潜水していたのに一度地上に出てしまうと、日向ぼっこばかりしたくなってしまう、そんなアザラシみたいかもね)。

だから、朝起きて朝ご飯を食べて、図書館へ行って論文書いて、帰ってきて夕飯作って寝る、というような単調な毎日が研究を進める上では望ましい。1日で論文はたいして進むわけではないのだが、毎日のこのリズムを崩さないことが重要で、それを続けていると、海の深いところで新たな宝を見つけるように、毎日新たな課題が見つかって、ここはこういう風に解決しよう、ここはどうしようか、と少しずつだけど進んでくる。

=今夜のごはん=
*大根と牛肉、こんにゃくの煮込み
*もやし炒め
*紫玉ねぎのサラダ
*長いもとみょうが、海苔の和え物
*大根の皮と葉、油揚げのおみおつけ
大根と牛肉の煮込みは、先月仕事で麻布十番の居酒屋で食べたメニューを
思い出して作ってみた。この煮込みに入っていたこんにゃくを、
ベトナム人の某テレビ局スタッフのHさんが食べて
「これは美味しい。肉の内臓か?」と聞いていたのがおかしかった。
ベトナム人は、弾力があったり、歯ごたえのあるものがとても好きで敏感。
しかし、今日作ったものはあまりコクがなくて牛筋を使ったほうがよかったのかも。

2009年10月11日日曜日

世間は3連休

今日は久しぶりに北大図書館へ行った。
時折雨がざーっと降って来て寒い。5時になると真っ暗で、冬が目の前に来ているのを感じる。
そういえばこの週末は3連休なんだってね。カッパさんも私も言われるまで気づかなかった。
普段怠けている私は世間が連休になると働き出すのが常であります。
=今夜のごはん=
*マーボー豆腐
*小松菜の炒めもの
*アボガドとみょうが、いくらの和え物
*干ししいたけとピーマン、春雨のスープ

マーボー豆腐、以前はあまり美味しくできなかったが、win min tanさんが陳さんのマーボー豆腐が美味しいと教えてくれたので、検索してみてこちらのレシピを参考にした。美味しくできた。マーボー豆腐には豆板醤が欠かせないけれど、甘いテンメンジャンもよい働きをしてくれる。

2009年10月10日土曜日

静かな毎日が戻ってきた

東京に行ったり両親が来たりしばらく慌しかったが、またカッパさんと2人だけの静かな毎日が戻ってきた。ふと気づけばもう今年も残すところ3ヶ月、もない。今年中にやること終わるかなー(というか、前から言ってる論文一本必ず終わらせなければ!!)。

寒くなっておとといから電気ストーブをつけている。今日は下の階の家から灯油が臭ってきた。もう石油ストーブをつけているのだろう。

=10/7のごはん=
*秋鮭の塩焼き、トマト添え
*小松菜の中華風炒め
*サラダ
*長いもと笹かま、ねぎの和え物
*アボガド、みょうがとイクラのトッピング
アボガドの料理は、先日友人宅でご馳走になったものに
イクラを入れて豪華版にしたもの。
アボガドの種をくりぬいて、種の穴の中にレモン汁、みょうが、
そしてイクラ、お醤油を入れてわさびをつけていただいた。
濃厚な味で美味しい前菜になります。
本当は両親が来たときに出したかったんだけどアボガドが硬かったので
今日食べることに
=おとといのごはん=
*鶏のホワイトシチュー
*サラダ

=昨夜のごはん=
*にしんの寒麹一夜漬けの焼き物
先月の生活クラブのお魚講習で譲っていただいた寒麹。
大変便利で、ニシンをおろして寒麹を塗りたくって一晩冷蔵庫に置いて
焼くだけであら美味しい~。ニシンってこんなに美味しい魚だったの?と驚きです
おまけに初めて買った生活クラブの冷凍ニシンは子持ち=数の子
付で 、この数の子の美味しいこと!お節の数の子は、塩分が多そうだけれど
寒麹をちょこっとつけて焼いただけの数の子は自然な味でさっぱりいただけました。
寒麹は、きゅうりにも使えます。
脳外症友の会コロポックルという、交通事故などで脳機能に障害を持った人たちが
作っている寒麹です。
*大根と甘エビの煮物
*ブロッコリーと豚挽き肉の中華風炒め物
*笹かまときゅうり、トマト
*きゅうりの寒麹漬け
*冷奴、みょうが
*カブの葉と油揚げのおみおつけ
=今夜のごはん=
*ゆで豚、レタスときゅうり
*ひじきと大豆の煮物
*ゆでキャベツのサラダ
*冷奴、みょうが
おみおつけは昨日の残り

2009年10月9日金曜日

両親がやってきた=層雲峡・旭山動物園編=

美瑛の丘めぐりツアーが終わったお昼頃、美瑛駅を後にして旭川へ向かい、そこから層雲峡へ。

層雲峡へ向かう途中の風景
次の日は朝6時起きしてロープーウェイで黒岳の5合目まで
風が強くて寒かったけれど、雪に覆われた山は凛々しかった
ロープーウェイからの眺め

色とりどりの紅葉
上の方は紅葉は終わっていた

ロープーウェイからふもとを眺める
父に「どうだった?」と聞いたら
「こういうの(紅葉)は他にいくらでもある」だって
ふもとの紅葉


10時には層雲峡を後にしてまた旭川へ。
旭山動物園に向かいました。
平日なので割合すいていてラッキーと思っていたら
午後になって修学旅行生がわんさか増えてきて混雑していました
旭山動物園は展示の仕方が大変工夫されていて
また、スロープのある地形をうまく利用したりして
他の動物園の追随を許さないすごさと思いました
かわいいペンギンちゃん(カッパさん撮影)
こんな感じでなかなか盛りだくさんの2泊3日の旅行でした。
美瑛もとってもよかったし、層雲峡はホテルの食事は大変いまいちだったが、紅葉はよかった。旭山動物園も2回目だったけど、札幌で何度か行った円山動物園と比較したりしてまた面白かった。
改めて考えると、両親とこれだけ長い時間を一緒に行動したのは久しぶりだったので、一緒にいると私はマイペースなこの人たちから生まれたのだなーとつくづく実感できましたことですよ。母は思ったことをすぐ口にして、バスの中でも周りの聞こえるような声で話すので、まるで自分を見ているようで「ママは思ったことを何でも口にする」とカッパさんに言ったらカッパさんは「自分を客観視できてよいでしょう」と言ってました(笑)。

毎日毎日よく歩いた!父は歩くのが遅く私は「パピュ(父のこと)は歩くのが遅い!」と言ってどんどん進んでしまうのでカッパさんは父と歩調を合わせて一緒に歩いてくれていた。私よりもカッパさんの方が両親のお世話をよくしてました(カッパさんがあまりによい子っぽいので私はカッパさんに「よい子ぶっている」と文句を言ってましたが、母にそれを話したら「そんなことを言うもんじゃない」といわれました。確かにその通りなり~)

父も母も楽しんでくれてカッパさんも私も楽しかったのでよい1週間でした。特に父は、病気をして今年のお正月はどうなってしまうのかと心配していたので、こんなに元気になってたくさん歩いていてつくづくよかったなーと思った。カッパさんも「お父さんの笑顔がたくさん見られてよかった」と言ってました。
パピュママ、また来てね、待ってるよ~!!

両親がやってきた=美瑛編=

その後我々は、美瑛&層雲峡への旅行に出かけました。
美瑛に着いた頃はあいにく小雨の天気模様。
駅に迎えに来たペンションのご主人に対して、美瑛に関する予備知識がない父は
「ここは何が見所なんですか?」
物静かなご主人は一言、「丘ですね」
父、しーん「・・・・」

父は丘が見所と言われてもぴんと来ていない感じでしたが、宿に到着してしばらくしてから周囲を散歩すると広大な風景がなかなか気に入った様子。

母は、迎えの車の中で同じペンションに泊まっている韓国人の女性2人に会い、ずっと勉強しているハングルで「チョヌンなんちゃらかんちゃら」と一生懸命話しかけていた。2人ともとても感じのよくてかわいい子たちで、母がハングルを話すのを聞いて驚いていた。母は、「言葉が出てこない、電子辞書があれば」って焦っていたが。

泊まった「ペンションジャガタラ」は、宿からの眺めがすばらしく、そんなにおしゃれではないけれど、海産物をふんだんに使ったいろり料理が美味しくて、温泉もあってとてもよかったです。(ちなみにこの宿は「北の宿30人会」というホームページで見つけた。以前釧路に行ったときにカヌーをしたロッジシラルトロもこの会のメンバーでとてもよかったので、このグループの宿ならよいんじゃないかな、と思ったのだ。最近自分好みの宿に関する勘がけっこう当たるようになってきたよ~)

いろり料理
カニ、えび、ホタテ、ししゃもなど海産物をたっぷり。
まいたけやしめじも美味しかった
私は旅に出ると温泉宿の凝った会席などよりも、こういう素朴な料理が好み


ペンションからの眺め


ペンションの部屋からの眺め
このペンションの隣に住んでいる方が、毎年お金を出して、電線を地下に埋める
工事をしているそうで、そのおかげで、周囲には電線が見当たりません。
カッパさんは、この電線がない風景、というのがとても気に入っていました。


朝ご飯の後は、ご主人の運転する車で丘めぐりツアーへ。

ビート畑。ビートからはてんさい糖が取れるそう
四季彩の丘にて

四季彩の丘と母

哲学の木

親子の木(たぶん)


ひまわり畑

朝はとてもよい天気だったけれど、途中から雨が降ってきて虹が見えた

秋まき小麦畑の緑がきれい
これから雪が降ると小麦は雪の下で冬を越し、春に収穫される
私とカッパさんは以前に一度美瑛を訪ねたことはありましたが、今回は見晴らしのよいペンションに泊まっていろいろ連れていってもらったので、美瑛のさまざまな景色を堪能することができてとてもよかったです。前回行ったときは夏だったのですが、秋の美瑛は、木々が色づいて、畑の色も茶色、緑、黄色とさまざまでより深みが増していました。ペンションのご主人の話では、から松の紅葉を見るなら10月末か11月はじめ、それから雪景色もとてもよいそうで、1月中旬から2月中旬なら天候が安定しているのでよいということでした。父も母も満喫して、カッパさんも前回よりも美瑛が気に入ったようで皆で満足しました。