2010年7月30日金曜日

生ゴミ騒動

今朝はカッパさんの「オーマイガーッシュ」という叫び声で目が覚めた。
カッパさんが生ゴミ入れをベランダに出して再び「ぎゃーっ」と叫び声をあげている。そしてまだ寝ている私に向かって「sm殿、起きてこれを見て」と。
私がなかなか起きないでいると部屋の入り口に仁王立ちして
「sm殿生ゴミに虫がわいてる。起きて見なさい!」
と私が起きるまで待っている。

私がやっと起きて顔を洗っていると
「sm殿これを見なさい。ゴミ当番がいかに大変か!!」
ゴミ「当番」って、ゴミはいつもカッパさんが出してくれてるから「当番」ではないんでないかいと思いながら、ベランダに行き、目の前でゴミ箱を開けて見せてもらう。詳細な記述は避けるがゴミ箱の蓋の裏にメロンの種のようなさなぎになった幼虫がびっしり張り付いていた。

ウォォォーーー!!!

一応驚いて声を上げるとカッパさんは満足したのかその後は一人でせっせと虫をふき取りゴミを処理してゴミだしへ。

夏場の生ゴミは悪臭がしたり処理に困ることが多いが、なんでこんなになるまで放っておいたかというと、実は先週の20日(火)から段ボールコンポストを導入して生ゴミの堆肥化を進めており、ゴミに出す生ゴミの量は激減したのだが、トウモロコシの芯やさくらんぼの種など段ボールコンポストでは処理できないものを生ゴミいれに入れたままにしておいて、量が少ないからまだいっか、と放っておいたら虫がわいてしまったのだった。

札幌市では昨年7月からゴミ袋が有料になった。ゴミ削減奨励のため、今年は各区で段ボールコンポストのセミナーが開かれていて、参加者には堆肥化のための基材(ピートモスともみがらくん灰)が無料で配布されると市の広報に載っていたので、この間参加して基材をもらってきたのだった。

これまでも生ゴミ堆肥化には興味があったが、冬のことを考えると発酵が中断してしまうのでは、と二の足を踏んでしまい、きっかけもなく、実行まではいかなかった。でも説明会があって具体的な方法がわかったらよいし、もし難しそうだったらやらなくてもよいし、と思って参加してみたら、説明してくれた方がベランダで堆肥化をしていて、冬も段ボールを木箱などで覆えばそのまま堆肥は生き続けるとのことで、よっしゃ、と始めることにしたのだった。段ボールも自分で作れるが、その場で障害者の共同作業所が製作した「ダンピー君」という蓋もセットになったものが売られていたので買ってきた。まあ、私のはゴミを減らしたいっていうよりも、ベランダ菜園のための堆肥作りが目的ですが、それで生ゴミも減らせたら一石二鳥です。宇土巻子さんも「土作りは園芸家の良心である」って言ってたし、うちの生ゴミからはよい堆肥ができるのではないか?

説明会から1週間後、いよいよ段ボールをベランダに設置して下にはレンガを敷き、基材を投入、生ゴミを入れてシャベルでよく混ぜた。温度計も買ってきたので基材にぶっさして温度変化を見ている。温度が上昇すれば分解が進んでいる証拠ということである。でも開始から1ー2週間で30度程度になるということだが、まだ25度にしかならない。そしてこの間柳の舞のあらやイカのはらわたを投入したら臭くなってコバエが発生しているようである。これらを入れればもっと温度が上がると思って期待していたのだが・・・。前に入れたキャベツの外葉やなすのへたなどもごろごろしているし、まだ分解が進んでいないのではないか。米ぬかをいれると温度が上がって分解が進むというので米ぬかを手に入れたいが近くに米屋がなくどこで入手すればよいものか。もうだんだんに発想が「生ゴミを処理する」というよりも、「この子(ダンピー君)が温度をあげるためには何をあげればよいのか」となっており、ダンピー君が喜ぶものをあげたい!、生ゴミのために料理をする、てな発想になりつつあります。

まあでも虫がわかないように、生ゴミの量は少なくてもこまめに捨てるに限りますね。

こちらがダンピー君です

=今夜のごはん=
*豚肉のしょうが焼き、キャベツの千切り、トマト、エリンギ炒め添え
*かぼちゃの鶏そぼろ煮
*エリンギと油揚げのおみおつけ
*白米

10 件のコメント:

fine さんのコメント...

いよいよsmちゃんもダンピー君始めたのね?ダンビーだか、ダンピーだかわからなくて、拡大してみたらbiではなくてpiだと分かりました。それぞれネーミングってかわいいね。ダンピーくんを市で奨励しているなんて素晴らしいね。北海道は寒いから、なかなか発酵しないのかもね。
 生の魚などは、腐ってしまうから入れない方がいいと思う。油のかすとか、揚げかすとかがいいらしい。
 我が家のダンボちゃんは、たいてい30~40℃ぐらいかな。糠を入れると、60℃ぐらいになるときもある。とにかくかわいがって、よくかきまぜることかな。

それでも、smちゃんのところは、4階だし、虫がわかないから、まだいいのではないかしら。
がんばってね。

smk さんのコメント...

そうそう、ダンピー君はpiですよ。
段ボールコンポストを市で奨励するのって確かになかなかよいと思う。区民ホールで開かれた説明会は盛況で2-300人来ていたよ。ほとんど定年後の夫婦って感じの人たちだった。段ボール堆肥化相談窓口まで期間限定で設置されていて、電話で相談もできるんだよ。

生の魚は入れないようになんて言われなかったよ。魚のアラやイカのはらわたをたくさんいれるとアンモニア臭がするって注意書きには書いてあったけど。

昨日今日よくかき混ぜていたら臭いも少なくなってきました。

ダンボちゃんに負けないようがんばるわ。

win min tan さんのコメント...

今、ダンピーくんについて長いコメント書いたのに「処理できなかった」と却下されて、書いた文章は全部消えていた…

win min tan さんのコメント...

気を取り直して書きます。

fineさんのダンボちゃん、そして我が家のミームにも仲間が増えましたね。

その名はダンビーちゃん。
モトイ、

ダンピーちゃん。

うちのミームの飼い方も是非、参考にしてくださいね。

1 餌(生ごみとは呼びません)は基本的に何でもよい。除外は貝殻と腐ったもの。魚のハラワタなんて、カッコウのミネラル成分。是非、やってくださいね。(しょうゆが少し余ったときなど、捨てずに餌としてやりましょう。これも貴重なミネラルとなります。土に塩を混ぜてもよいくらいです。注:阿藤先生の教えより)

2 是非、その土地の土を入れてあげましょう。あれば木屑や枯れ葉も。

3 餌は新鮮が一番。毎日あげましょう。すいかやメロン、とうもろこしを食べた日は餌が大量に出るので、できれば餌をあげるときに土と枯葉を加えてあげたいですね。

4 fineさんも書かれていますが、微生物も空気が必要。混ぜてあげるとよいと思います。温度はそれほど気にしなくてもよいのでは。発酵していれば腐臭がしないのでわかります。

5 冬は発泡スチロールを利用してはどうでしょうか。私は木津川で使っていました。

win min tan さんのコメント...

追加です。

毎日餌をやるとき、米ぬかを一掴み入れましょう。これで、発酵が促進されます。ただし、入れすぎに注意。消化不良を起こしてしまうので。

win min tan さんのコメント...

米ぬかだけど、精米器を買って、玄米を精米した時に出る米ぬかをやってもいいのでは。米はつきたてがおいしいし。

smk さんのコメント...

おぉ、win min tan氏の指南待ってましただ!(一度書いて消えちゃったんだね、また書いてくれてありがとね)そうそうそちらはミームちゃんというのだったね。新入りダンピをよろしくです。

先週米屋さんを見つけて米ぬかもらってきたので100グラムほどあげたら温度が30度台になって安定してきました。まだコバエはいるけれど、だんだんに土っぽい臭いになってきたよ。藤原俊六郎さんという方が書いた『家庭で作る生ゴミ堆肥』などの本でせっせと堆肥の勉強に励んでいましたが、やはり実際にやっている人の経験を聞くのが一番参考になります。

それで私も阿藤さんの話を思い出していたんだけど、塩のこと。あまり塩分は入れないようにとこの間のセミナーでは言われたんだけど、阿藤さんは塩がよい働きをするっておっしゃってたよね。そうかじゃあ塩入れても大丈夫なのかな。魚のはらわたはokとのこと、入れるたびに少し不安だったんだけどよかったです。それからトウモロコシの芯も「えさ」にしてるの?分解されますか?
米ぬかは毎日少しずつあげればよいんだね。これから毎日ちょっとずつ混ぜてみるよ。

ポイントは生ゴミではなく「餌」ですね。ダンピラブでがんばるわ。

smk さんのコメント...

おぉちょうどwin min tanさんのコメントが入れ違いで届いてました。そうそう精米機!気になってるのよ。精米したてのお米は美味しいそうだよね。最近夏で玄米がお腹に重くなってきたので白米ばかり食べてるんだけど、精米機があると3分とか5分搗きとかできるみたいだし。

win min tan さんのコメント...

塩はね、餌としてやるのではなく、栽培する時に土に混ぜるのです。プランターだったら、どのくらいだろう、まあ適当に、一つまみくらいで入れてみたらどうかな。歌姫には土のう袋にはいった塩がたくさん置いてあった。

ダンピ、調子はどう?

smk さんのコメント...

ダンピの調子はなかなかよいよ。今夜はいわしを5匹さばいたのではらわたとか骨とか頭とかたくさん出てダンピちゃん大ごちそうで喜んでるだろう。

塩は栽培するときに入れるんだ!面白いね。今年の栽培はほぼ終わりなので、来年やってみます。

少しずつ秋になって、朝はベランダの奥まで直射日光が差し込むようになってダンピちゃんに直射日光がかかってしまうと一応蓋してるから大丈夫と思うけど大切な微生物が日光で死んでしまうかもと危惧して、今日日光が差さないところにダンピを少し移動させました。とにかくダンピのことになると私が一生懸命なのでカッパさんは半分あきれて半分面白がっています。