2009年11月8日日曜日

アイヌ料理講習2回目

以前参加した生活クラブのアイヌ料理体験講座、今日は2回目の講習があり参加してきました。
今日もアイヌの運動家(料理研究家ではないそうだが、料理が好きでよく料理を教えていらっしゃるそう)でいらっしゃる島崎直美さんが、料理から歴史、アイヌの状況など、たっぷり教えてくださいました。
秋なので今日のメインは秋鮭
羅臼の魚屋さんから仕入れた新鮮な鮭が一本ぼん!
頭の先から尻尾まで余すことなく使います。
血合いを塩辛にしたり、内蔵(胃、腸、肝臓)も使う
アイヌの博物館に行くと、鮭の皮で作った着物や履物などが
よく展示されている
アイヌにとっては大変身近な魚

じゃん、大ごちそうができました
お腹一杯になる

←・鮭のルイベ(刺身)
新鮮で美味しい
・じゃがいもとイクラの混ぜ物


↓・焼き鮭
・行者にんにくの醤油漬け


今日の目玉の「チタ・タ・プ」
(「我ら・たたく・もの」の意)
鮭の氷頭、えら、内臓、白子をたたいてたたいてタタキにして長ネギと混ぜたもの


→チェプ・オハウ(魚汁)
秋鮭がたっぷり入った汁


←アワキビ・行者にんにく入りご飯
米ともちきびを炊く前に、塩と紅花油をざっといれ、炊き上がってから天日干しした行者にんにくを混ぜる。
香ばしくて食が進む


→前回も作ったラタシケプ(混ぜ煮)
かぼちゃ、キハダの実などを作った混ぜ物

=今夜のごはん=
*ホタテと青梗菜のクリーム煮
*野菜スープ
他は、アイヌ料理で持ち帰ったものをいただく

アイヌ料理を口にすると、自分の作る料理が、いかにも平準化されたのっぺりしたもののように感じる。山菜や木の実、雑穀、海草など自然の恵みをたっぷり使うアイヌ料理は、ぴりっとして甘かったり香ばしくて食欲をそそったり、食感が新鮮だったりして、予想のつかない美味しさです。キハダの実の取れる場所について話が盛り上がり、次回は春に山菜取りに行きましょうかと先生がおっしゃっていました。

2 件のコメント:

win min tan さんのコメント...

アイヌ料理は、東京のアイヌ料理店レラチセで何度か食べたことがあります。仕事の関係で著者と一緒に行ったり。早稲田から中野にお店が移転してからしばらく経つけど、このほど閉店が決まったそうです。不況のあおりでお客さんが減ってしまったらしい。寂しい限り。

確かにアイヌ料理には去勢された野菜は似合わないよね。狩猟採集っぽいというか。

私のおっぱいトラブルは相変わらずで、最近、ゴボウ種がよいと聞き、煎じて飲んでいます。効き目はまだよくわからない。ついでにゴボウも毎日食べています。例のデトックス汁です。

smk さんのコメント...

私もそのアイヌ料理の店、10年以上前かな、一度行ったことあるよ。早稲田にあったとき。アイヌ料理店が閉店するという記事私も読んだけど、それはその店だったんだ。中野に移転していたんだね。