2009年9月10日木曜日

おさかなマスターズ

昨日は、生活クラブで「おさかなマスターズ」という魚のさばき方講習会が開かれ、つねづね「魚さばけたらよいなー」と思っていた私は迷わず参加してきました。短時間の講習でしたが、6種類の魚(ニシン、サバ、秋刀魚、イカ、ほっけ、タコ)をさばくという盛りだくさんな内容で味も抜群!これまで切り身ばかり買っていましたが、これからは魚1匹丸ごと楽しめそうです。 (講習はお土産もついて1100円。安い~)

教えてくださったのは、北海道生活クラブ初代理事長で、現在は脳外傷友の会「コロポックル」の代表を務めていらっしゃるNさん。まずは各自持ち寄った包丁を研ぐところから始まります。気合入ってるでしょ。皆さん鋼の包丁や砥石を持っていらしたりしてすごい!私は包丁2丁持参しました。一つは普段使っているカッパさんが以前から使っているもの(これはあまり切れないが安心して使える)。もう一つは結婚祝いでいただいた木屋のステンレス包丁(こちらは一度指を切ってしまい怖すぎて使っていない)。カッパさん包丁を砥石で研ぎました。

まずは先生がさばいて実演くださる。
魚は全て生活クラブのもので、船揚げしたら即急速冷凍なので、鮮度は抜群。完全に解凍してからさばくよりも、半分凍ったくらいでさばいた方が適度に硬くてさばきやすいそうだ。
早いし、きれい、ほれぼれする包丁さばき。
木のまな板というのはいいものだなと思った。
先生が千切りしている音の心地よいこと!
先生は、「子どもというのは親の環境を選べないから子どもはしっかり育ててあげなきゃいけない。食についても秋刀魚の内臓を割り箸でつついて取ったりと遊び感覚でできるように小さいときからいろいろやらせてみると、自分でもそのうちやれるようになる。でも誰も完璧な人なんていないから、子どもがいろんな人に接していろんな人から学べるようにすることが大切」というようなことをおっしゃっていた。
この後は各自テーブルに分かれていよいよ自分たちでさばきます。
私はさば、ほっけ、そしてにしんをさばきました。
「3枚におろす」ってよく言うけど、なぜ身は2枚に分かれるのに3枚なのかと思っていたら、3枚の中の1枚は骨を指していたんですね。「2枚におろす」となると、片方に骨がついた状態なんですね。
そんなことも知らなかったよ。

じゃん!できました。
盛りだくさんですよぉ。
メニューは
*焼きサバ(サバの臭みがなくおいしい)
*イカハンバーグ(これがめちゃうま☆)
*ほっけのすり身汁(これもなんという滋味溢れる味!)
*イカめし(やわらかくて美味しい!)
*たこサラダ(もちろん美味しい、にんにくチップがきいている)
*秋刀魚の甘酢かけ(すっぱかったり甘すぎたりせずあっさりして美味しい)
*寒麹でつけたきゅうりの漬物
(寒麹というのは脳外傷友の会コロポックルで作っているそう。美味しかったので、この後分けてもらった。魚に使ったり、漬物を作ったりいろいろ使えそう)
先生の息子さんは12年前に交通事故で脳障害を負った。当時は脳障害は障害の狭間にあり、障害者手帳をもらえなかったが、コロポックルという団体を作って運動して今は障害者として認められるようになった。誰でもいつ交通事故や病気に遭ったりして脳障害になるかわからない。だから、健康なときから、こういう障害や福祉団体について理解を深めておいた方がよいとおっしゃっていた。
とても物腰やわらかく、優しくて、お料理が上手で、ステキな先生でした。
おさかな講習に感動してすっかりお魚が気に入った私は、今日一番気に入ったイカハンバーグを作ろうと、早速帰りに生協に寄って刺身用生イカを2杯買ってきました。何か気に入ると私はすぐに作りたくなるせっかちな気質です(普段はのんびりしてるけど)。そしてほっけのすり身もお土産にもらったので、昨夜のメニューは・・・
*イカハンバーグ、きゅうり添え
*イカのお刺身
*トマト
*かぼちゃの煮つけ
*ほっけのすり身汁
イカハンバーグを作るのにran-chanからもらったミンチにする機械初めて使ってみました。これは便利!以下イカハンバーグの作り方です(ふふ、オヤジの駄洒落のようだのぉ)。イカ本体はお刺身にしたり、イカ飯にしたり、残った足の部分などをハンバーグにすればイカ全部が楽しめるとのこと。
=材料と作り方=
いか2杯、玉ねぎ小1個、塩コショウ小さじ1/2、パン粉適宜、なたね油
1.玉ねぎをみじん切りにし、ふきんに包んで水を切る
2.フードプロセッサーでイカをミンチにし、塩コショウを入れてよく混ぜ、1.も加える。
(その前にイカの足を取ったり、皮をはいだりします。フープロなかったら包丁でミンチに)
3.パン粉をボールにいれ、小分けした2につけて形を整えて、油を入れたフライパンで焼き揚げる。
秋鮭の季節、以前から筋子からイクラをとってみたかったので、筋子を買ってきて根気よくお湯の中で皮を取り、いくらの醤油漬け作りました。参考にしたのはこちら。左が醤油につけたもの、右は塩水だけのもの。イクラがきれいで真珠のようだった。

=今夜のごはん=
*サーモンとイクラ丼(ごはんの上に海苔をのっけて)
*ニシンの寒麹漬け(昨日の講習でお土産にもらったもの、ニシン美味しかった~!)
*長いもときゅうり、アボガド、いくらの和え物
*水菜と油揚げの炒め物
*かぼちゃの煮つけ(昨日の残り)
*ほっけのすり身汁(昨日の残り)

自分でつけたイクラの醤油漬けはあっさりしていて食べやすく美味しかった!
ああ、お魚って美味しいですね。手が魚くさくなったけど、私は魚が好きだよ。
これからもっともっとお魚を自分でさばいて食べたい。

2 件のコメント:

fine さんのコメント...

smちゃん、すごいね。魚をさばくなんて。そのうちに出刃包丁でも求めるんじゃないの?本格的主婦になってきたようね。
 今度、北海道に行ったらぜひ、ご馳走してください。

smk さんのコメント...

他の家事はいまいちだけど(特に片付けは今も苦手)、料理だけは毎日やってるから「本格的主婦」になってきたかな。カッパさんも「前より料理うまくなってきたんじゃない」と言ってた。