2009年6月30日火曜日

博論提出おめでとう!

=今夜のごはん=
*豚の角煮
*ほうれん草のおひたし
*冷やしトマト
*カリフラワーとキャベツのサラダ(昨日の残り)
*大根の葉と皮、油揚げ、わかめのおみおつけ

ゼミの友達から夕方「博論無事提出」の電話をもらった。長い間本当にお疲れ様!

博論読ませてもらってとても勉強になった。ラオスの言語ナショナリズムについて、植民地時代から社会主義革命まで一次資料を使って論証した大作であーる!
地域の言葉について、彼女の論文を読みながら考えていた今日この頃、折しも今朝の新聞の北海道版に、アイヌ語について「道内の学校教育で教えるべきだ。カルチャーの一環では広がらない」というアイヌ語普及を行っている人の意見が載っていた。私にはその人が、彼女の論文に出てくるタイ語からのラオス語の独立を守ろうとするラオス人エリートの姿と重なってみえた。北海道で、現在、アイヌ語ではなく、「日本語」が話されているのも、たかだかここ100年ちょっとの歴史の産物なんだよなあと思う。
去年彼女はブックレットも出版しているので、ラオスに興味のある人もない人も、言葉に興味があったらぜひ読んでほしい、とこの機会に紹介してしまいます。一般向けにとてもわかりやすくて書かれているし、彼女の研究の面白さが伝わってくるはず。風響社から↑の本出版されています(800円+税)。町の本屋さんではあまり売っていないかな、アマゾンか?

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