2009年5月29日金曜日

図書館あれこれ

=今夜のごはん=
*さばの魚醤漬け、大根おろし
*トマト(昨日のほうれん草とトマトのサラダの残り、昨日より味がしみて美味しかった)
*鯵のお造り
*水菜と油揚げの炒め煮
*ズッキーニとベーコンの焼きびたし
*ジャガイモとわかめ、エリンギのおみおつけ
帰りに鯵のお刺身を買ってきた。最初はビールを飲んでいたのが、途中から日本酒を飲み始める。金曜の夜はちょっとほっとする(いつまでたっても会社員体質である)。
ところで今日いつも利用している北大図書館の北分館に行ったら、「学外利用者の方へ」という貼紙が貼ってあった。「学術研究、生涯学習のための本図書館の資料利用は歓迎しますが、座席使用のみはお断りします。受験勉強等をしている方を見かけますが、それを見つけた時点で即刻退室していただきます。また館内の一般的な参考書、辞書等を使用していても、資料利用が主な目的でない場合は利用をお断りします」というような内容であった。確かに、大学の図書館だから学内者の利用が優先されるべきであろうが、けっこう強い表現を使っていたのでまじまじとこの貼紙を眺めてしまった。
私は、この4月から、平日は雨の日、用事のある日以外はほぼ毎日のように北大図書館へ通っている。
私の場合は、論文執筆が目的なので、自分で持っていった資料を使うこともあれば、必要に応じて館内にある資料を読むこともある。雑誌や新書のコーナーで気分転換をすることもある。上記のような貼紙は資格試験の勉強などしている人を想定しているのか、きっとターゲットの人がいるのかもしれない。
貼紙の内容は尊重されるべきだけど、あそこまで書かれるとちょっぴり窮屈に感じるな・・・。
と、ちょっとナーバスになってしまったけど、この北分館は3方が窓になって周囲の緑もあって明るくて、パソコンも使えるし居心地よくて私はけっこう気に入っている。
今の大学図書館は、使いやすい図書館になろうといろんな努力をしている。
新入生の入ってくる時期には図書館の使い方のオリエンテーションや講習が開かれるし(私も所属大学で電子ジャーナルの検索の仕方など習った)、この5月北大では「本は脳を育てる」と、北大教員による新入生への推薦図書が紹介されていて、その紹介された本が北分館の入り口に展示されていて、そのまま借りることもできるのだ。よい企画だと思う。
私が学部時代を過ごした大学の図書館は、今思い返すと、ほんとーに本が置いてあるだけで、大変事務的というか、乾いた対応の図書館だった(気がする)。閉館時間も私が入学した頃は5時か6時くらいで、途中から8時まで延長されたっけか、記憶は定かでないが、もっと利用してもらおうという意欲は見えないような図書館だった。それも10数年以上前のことで、この間大学は大学院重点化や法人化を経て劇的に変わったので、図書館もそれに対応し、またIT化の進展でuser-orientedになってきていると感じる。学生による評価や意見を取り入れているという点ではよい面もあるし、一方で予算が削られて洋雑誌の定期購読が減らされたりというマイナスの側面もあるのだが。
まあ、それにしても北大生はこんなすばらしいキャンパスと図書館があってつくづく幸せだと思う。私もほとんど北大生のような気分になっているのでした。

2 件のコメント:

win min tan さんのコメント...

北大の図書館は一般の人でも自由に出入りができるんだね。すばらしい。パソコンも使えちゃうなんて、今の大学図書館は変わったのね〜。

私たちの大学の図書館はひどかったね。なんせ、予算が少なかった。事務処理の人員が追い付かず、購入された本がずっと積みあがったままになり、学生の目に触れるまでにものすごい時間がかかっていたんだよ。そのうちに学生の方はあきらめて、自分で買うとかっていう方法を取らざるを得なくなる。当時、学生が自由に使えるパソコンは一台も存在せず、タイプライター室というのがあったのを覚えている。インターネットはもちろん引かれていなかった。

当時は、ど根性があって自助努力できる学生だけがちゃんと勉強していたような。今のように、インターネットでの論文や資料の検索をはじめとする、研究するためのノウハウを教育の一環として位置付けてしっかりと教える傾向は非常によろしい。私なんか超パンピー学生だったからこういう講座があったらもう少し勉強した(かもしれない)のに。

smk さんのコメント...

図書館で購入された本が公開まで時間がかかりすぎて、自分で買うなんて、ありえなーい。そんなことが起こっていたのか、私は学部時代たまに本を借りるくらいの不熱心な学生だったので知らなかったよ。まあ、見るからに予算が少ない大学図書館でしたね。旧帝大とは比較にならないっつぅ。

しかしそんな状況にもかかわらず、年末まで図書館で熱心に勉強していたwin min tanさんの姿が私には記憶されているのです。

困難な状況でも自分でなんとか開拓して勉強するっていうのが勉強とか研究のもっとも本質的な部分なんだろうけど、今はいろいろ大学が手取り足取りやってくれて、かえって自主性が育つのかなーという面もある。それでも、教育の一環としてノウハウを教えるというのは、私も必要なことだと思っているよ。